小額からバリュー(割安)×グロース(成長)株式投資で中期・長期複利運用を行い1兆円を目指し全額寄付で慈善基金設立目指します
スポンサーサイト
-------- -- --:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

別窓 | スポンサー広告 |
15歳からの株式投資 (10)
2011-06-27 Mon 22:00
15歳からの株式投資 目次 > ③銀行預金

『15歳からの株式投資』



③銀行預金
  ◆銀行預金は一応安全といわれる
    ◇銀行預金でつく利子はどのくらいか


学生の皆さんは小さい頃親にこのようにいわれたことはありませんか?「お金が貯まったら無駄遣いしないように銀行に貯金しなさい」と。家に置いておくと盗難の危険もあるし、銀行に預金していれば安全だし金利も付いてお得と言う感覚の方もいらっしゃるかもしれません。


    ◇元本2倍になるのに3600年

では、現在銀行に預金するとどのくらいの利子が付くかご存知でしょうか?実は現在の銀行預金は驚くほど少ない金利しか付かないのです。例えば、2010年は普通預金金利は0.04%くらいでした。この0.04%という金利は元本にどのくらいの影響を与えるかというと、なんと元本2倍になるのに1800年かかる計算になります。

ところが2011年になると米国の金融緩和政策QE2(FRB(連邦準備制度理事会)が行った量的金融緩和策で約6000億ドルを市場に放出。2010年11月~2011年6月末まで実施)とそれに伴う日銀の金利引き下げて更に金利が低くなり、普通預金金利は0.02%になりました。これは元本が2倍になるのに3600年かかる計算になります。これではほとんどお金を眠らせた状態に等しいことになります。

そうすると、「銀行に預金して増やそうなんて気はないし、安全だからそれでいいんだ」と言う方もいらっしゃるかもしれません。しかし、先日「国家公務員高等学校卒業程度初任給のグラフ」で見ていただいたように、インフレになると自分自身でしっかり資産運用を行わないと資本はどんどん目減りします。お金を眠らせた状態(特にタンス預金)にすることはいかに怖いことかが分かります。

■国家公務員高等学校卒業程度初任給のグラフ
国家公務員高等学校卒業程度初任給

では今後日本はインフレになるのでしょうか?



    ◇超円高の時代、円安になるとどうなるか

現在の日本は物価が下落するデフレ(デフレーションの略で、物価が持続的に下落していく現象)になっています。原因は、人口減少など様々にありますが、その原因のひとつは超円高の時代になっているからです。(デフレなので通貨の価値が上がり円高になるという方向性もあります)2011年3月17日には歴史上最高値の1ドル=76円25銭まで円高が進行しました。

1973年から変動相場制になり、円はドルに対して相対的に価値を増していきました(ドルは基軸通貨としてどんどん刷られて行ったので価値が低くなっていきました)。日本には莫大な借金があるにも拘らず日本国債の95%が国内で消化されているということから、海外で様々な危機(リーマンショック等)が起こると安全通貨と言うことで円が買われるような展開が続いています。それで円高に向かい、海外から物が安く買えるので物価が下落しデフレ進行の一因となりました。

ドル円チャート1950年~

一方、今現在世界では資源高などの現象が起こっています。QE2の過剰流動性の影響はありますが世界の人口は増え続けているので、資源や食料の価格上昇問題はこれからも深刻になっていくので価格は上昇して行きます。そしてもし今後日本の財政が更に悪化して (すでに債務残高対GDP比は世界最大になっている) 通貨の信認が揺らいでくるといつまでも円高と言うわけには行かず円安になるかもしれません。円安になると海外からの輸入品が非常に高くなります。資源も食料も海外依存度は高いので円安になるほど価格は上昇してきます。そうなると大変です。物価がどんどん上昇してインフレに向かいます。インフレになれば前述の通り自ら資産運用を行わなければ資産はどんどん目減りしていくことになります。つまり、現在デフレだからといって将来ずっとデフレとは限らないと言うことです。したがって、これからは自ら資産運用を行わなければいけない時代に突入しています。

■債務残高の国際比較(対GDP比)
債務残高の国際比較(対GDP比)
http://www.mof.go.jp/tax_policy/summary/condition/007.htm

■公債残高の累増(平成23年)
公債残高の累増(平成23年)



    ◇株式の利回りはどのくらいか

では、自ら資産運用を行うとして、銀行に預けるのではなく株式に投資したらどのくらいの利回りが付くのでしょうか。株式というのは銘柄によりますが配当金というものが出ます。もし株価が変わらないのであれば1年間で2~3%くらいの配当金がもらえます。ということは株価が変わらないと仮定すると、3%であれば元本が2倍になるのに24年ということになります。ちなみに、通常の株式と同様に取引できるREITと呼ばれる不動産投資信託の場合は5~10%の利回りのものもあります。株価暴落の時に買うと利回り10%以上になることもあります。

元本2倍まで何年かかるか
 ・普通預金金利(0.02%) ⇒ 3600年
 ・株式(利回り3%) ⇒ 24年
 ・不動産投資信託(REIT)(利回り6%) ⇒ 12年


不動産投資信託(REIT)の場合は負債も多いので、金融危機などが起こると破綻するところも出てくるので注意が必要ですが、REITの中でも安全なところは金融危機のような時は非常に利回りの高い投資先となります。

自分の資金が2倍になるのに一方は3600年かかり、一方は24年ですむ。皆さんはどのような選択をするでしょうか。すると、「株式はリスクがあるから怖い。銀行預金はリスクがないので銀行預金がいい」と言う方もいらっしゃるかもしれません。では、本当に銀行預金はリスクゼロなのでしょうか。



  ◆銀行預金もリスクゼロではない

銀行預金もノーリスクではなくなりました。2005年3月まではペイオフといって銀行が破綻する事があっても預金は全額保護されました。しかし、2005年4月1日から1金融機関につき預金者一人あたり元金1000万円までしか保護されなくなりました。もし銀行に1000万以上を預金していて破綻したら1000万円以上は戻ってこなくなります。これはリスクゼロではないということです。(当座預金などの無利息・要求払い・決済サービスの3条件を満たす預金は保護される)もはや銀行に預けていれば絶対安全という時代ではなくなったということです。



    ◇本業ではなく日本国債の売買で最高益の時代

さらに、最近の傾向として銀行は株式持合い(敵対的買収などを防ぐために協力関係にある企業間でお互いに相手の株式を保有すること)をやめて預金者からの資金をそのまま日本国債にまわす傾向が強くなってきています。つまり、日本は内需がどんどん縮小しているので企業に融資をしたくても企業がお金を借りてくれなくなっているので本業では稼げなくなり、金余り状態となりその資金で国債を買っているという状況です。特に2010~2011年あたりから日本国債による運用で最高益を上げるようなメガバンクも出てきています。利益を上げるのはよいことのように思えますが、問題があります。その日本国債が次々と世界の格付け機関から格下げされているのです。つまり、今後更なる日本国債格下げが行われて国際価格が暴落するような事態になれば、日本国債を大量に買っている銀行にダメージがあるかもしれないと言うことです。この点においても銀行に預けていれば絶対安全という時代ではなくなったということです。




以上から、株価の変動と言うリスクはありますが、普通預金金利と比べればはるかに高い利回りであり、株式と言うのは有望な投資先の1つであると言う事が分かります。






まとめ
・普通預金金利0.02%で元本2倍になるのに3600年
・現在デフレでも今後もずっとそうとは限らない
・日本の債務残高(対GDP比)は世界最大
・株式利回り3%(株価変わらないと仮定)では元本2倍に24年
・預金はペイオフ解禁で元金1000万円までしか保護されない



お勧め参考図書
デフレの正体 経済は「人口の波」で動く (角川oneテーマ21)
お金は銀行に預けるな 金融リテラシーの基本と実践 (光文社新書)





┏―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━┐
┃  ★お役に立てましたら1日1回クリックしてくださると幸いです      ┃
┃                                   ┃
┗―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━―━┘

スポンサーサイト
別窓 | [投資] 15歳からの株式投資 | コメント:0 |
| 賢明なる(バリュー×グロース)株式中長期複利資産運用 | NEXT
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。