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15歳からの株式投資 (9)
2011-06-26 Sun 01:30
15歳からの株式投資 目次 > ②「株式投資」とは何か > 株式投資の利点

『15歳からの株式投資』


②「株式投資」とは何か
  ◆株式投資の利点


株式投資をすると何かいいことでもあるのでしょうか。



    ◇インフレに負けにくい


前回、国家公務員高等学校卒業程度初任給のグラフをお見せしました。インフレになれば通貨の価値はどんどん目減りします。インフレ下ではタンス預金をしているとどんどん価値がなくなることがお分かりいただけたと思います。60年前にお給料を1円も使わないで1年間ためていたとしても現在のサラリーマンの1~2か月分のお小遣い程度にしかなっていないというのは非常に恐ろしいものです。もし株式に投資していたらどうなるかと言うと、基本的にはインフレに負けません。優良株式に投資していれば統計的に、国債よりもパフォーマンスがよい事が示されています。優良企業はインフレを上回るペースで成長するからです。



    ◇会社の成長と共に株価上昇

株式は短期的には思惑や需給で株価が変動しますからそれは誰にも予想できません。しかし、中長期的視点で見ると、会社の成長に合わせて株価は上昇していく傾向があります。新興国のようにどんどん成長している国では企業も破竹の勢いで成長していきます。そうなると株価も勢いよく上昇する傾向があります。

例えば、ソニー<6758>1958年11月30日に上場した時の株価は307円だったそうです。当時のソニーは成長性のあるベンチャー企業でした。2011年現在現在は株価が低迷してきて2000円台ですが、その間にソニーは何度も株主割当(新株予約権を既存の株主に与え、株主はその持株数に応じて有償で新株が割り当てられる)や株式分割(既に発行されている株式を細分化して発行済株式数を増加させ、その増加分を株主の所有株式数に応じて配分する方法)などを行って1958年11月発行済み株式総数が800万株でしたが、2011年3月31日現在発行済み株式総数は10億0463万8000株まで増えています(http://www.sony.co.jp/SonyInfo/IR/library/capital.pdf)。と言うことは当時の1株も現在はもっと多くの株数になっているので、所持株数は増え、その1株あたりの株価も上昇しているので当初から投資している人は莫大な資産を形成していることになります。

このように、株価と言うのは、成長している会社の株価はよく上昇していく傾向があります。さらに、今後の成長分野の事業などを展開している企業なら、実態の成長以上に株価が上昇していくと言う事があります。(一方、優良企業でもすでに大企業でこれ以上の成長余地がないような会社は株価がああまり上昇しないと言うこともあります。)

      ※注意点

一般的に株式投資と言うとこの株価上昇がメインと思われる事があり、安く買って高く売る事が株式投資の本質であるかのように言われる事があります。しかし、株式を買うというのは会社を部分的に所有することであるという視点ことを忘れてはいけません。株価上昇は株式投資の楽しみの一つではありますが、株価上昇がすべてではないということを皆さんには理解してほしいと思っています。株式投資の1つの側面に過ぎないのです。



    ◇配当金

会社は売り上げを上げて、税金やコストや特別損益などを引いた最終的な利益から一定割合を配当金として株主に分配します。これが配当金です。配当金に回さない分は内部留保といって企業の内部に溜め込まれます。企業によっては配当金を出さないところもありますし、業績が低迷しているのに株価低迷を防ぐために配当金を出しているところ(蛸配当とも呼ばれる)もあります。株式の配当金は大体1~4%くらいが相場のようです。REITと呼ばれる不動産投資信託だと5%~10%というところもあります。

配当金は株式投資の1つの楽しみとされます。確かに定期的に振り込まれてくる配当金は嬉しいものです。もし学生の皆さんが若いうちから資産運用を始めて、将来1億円の資産を築いたとしましょう。すると株式の配当金は大体3%くらいだとすると、1億円分の有価証券を買っていると毎年300万円ほどの配当金が支払われます(税金は考慮していません)。と言うことは、早いうちから資産を築くと将来は安定的に配当金だけで生活することも可能になるということです。そうなれば、老後に年金がもらえるのかどうかなどと言うことを心配しなくてもよくなり、国の頼らなくても自立した生活をする事が出来るようになります。ということで、若いうちは配当金は使わないで再投資するようにしましょう。後述しますが複利運用をするためには配当金の再投資が非常に有効です。出来るだけ早く資産が築けるようにするためにも配当金の再投資で頑張りましょう。

      ●配当利回りで割安度チェック

配当利回りで売られすぎかどうかをチェックすることができます。そのために配当利回りを計算してみましょう。

一株当たりの年間配当金÷現在株価×100=配当利回り(%)


例えば、配当金が年間60円で、現在の株価が2000円だとすると、配当利回りは3%となります。(配当金60円÷現在株価2000円×100=配当利回り3%)これを計算すると株価が下落すればするほど配当利回りは上昇するということです。そうすると、業績が大して悪くもないのに売り込まれると「配当利回りがX%近くになってきたのでこの業種ではさすがに売られすぎだな・・・」と言うように大体の株価の底と言うのも見えてきたりします。短期的な株価の上下と言うのは予想不可能ですが、よほどの事がない限り配当金と言うのは大体一定なので、割安度を調べる方法として有効です。

      ※注意点

配当金には問題もあります。それは、配当金は企業が税金を払った後に配当として支払うとその段階でも税金がかかってしまうので二重課税になってしまうということです。なのでウォーレンバフェットのような株主価値を上げるということを重視している会社は、配当金のような形ではなく自社株買い(後述)のような形で株主に報いる会社もあります。ただ、日本では配当金が出ない会社というのは人気がなく、株価は低迷する傾向があるようです。個人的には二重課税される配当金を出すくらいならその資金を設備投資に回して会社の成長性につなげたほうがよいのではないかと思っています。



    ◇株主優待

株式投資の楽しみの一つに株主優待があります。この株主優待と言うのは日本独特の制度のようです(そうでないという方もいらっしゃいますが)。私のブログでもたまに株主優待を載せる事がありますが、企業は自社製品PRの一環などで自社製品を年に1~2回贈ってくれるところがあります。確かにコストの面から考えると何万と言う株主に商品を送り、配送料や商品コストなど割には合わないのですが、心理的にお得感があるので、意外と人気です。株主優待があるとその企業に愛着がわき、なかなか株式を売りたくないという心理構造になるようで、個人株主には人気があります。これらの株主優待が特に人気があるようです。

・日本マクドナルドホールディングス  食事券
・ダイドードリンコ 自社商品
・ドクターシーラボ 自社商品
・吉野家ホールディングス  食事券
・イオン 保有株に応じた返金率でキャッシュバック
・カッパクリエイト 食事券
・東宝 映画優待券
・ミニストップ ソフトクリーム無料交換券
・カゴメ 自社商品
・ワタミ 食事券
・オリエンタルランド 1デーパスポート
・日清食品 自社商品
・壱番屋 食事券
・コカ・コーラウエスト 自社商品
・ビックカメラ お買い物券
・サイゼリヤ 食事券
・アサヒビール 自社商品
・キリンホールディングス 自社商品




      ●株主優待の一例(ドトールコーヒー)

ドトールコーヒー001
ドトールコーヒー002
ドトールコーヒー003
ドトールコーヒー004
ドトールコーヒー005


      ※注意点

株主優待制度には問題点もあり、家族で複数の証券口座を作り、家族で最小単位の株数を保有して株主優待を大量にもらうという人もいます。例えば、ドトールコーヒーの場合
優待制度の内容
 100株以上500株未満 2,500円相当の商品
 500株以上 4,500円相当の商品

http://www.dnh.co.jp/html/ir06.html
この場合に、1人で500株買うと4500円相当ですが、家族5人でそれぞれ100株ずつ買うと12500円分もの優待が取れます。このようなことをする人が増えると企業側にとっても負担が大きくなるし、結局余計なコストがかかって株主の利益を食いつぶしていることにもなります。今のところ対策はないようです。

それから、もう一点、信用取引(現金や現物株を担保に証券会社からお金を借りて株式を買う方法)で株式を買っていると株主優待はもらえませんので注意が必要です。



    ◇自社株買いで株主価値上昇

企業が市場ですでに発行した自分の会社の株式を買うことを自社株買いといいます。企業は株価が低迷している時(特に 1株当たり純資産を割っている(PBR1倍割れ)時に有効)に、自社株買いを行うことで1株あたりの株主価値を上げる事が出来ます。実際には企業が自社株消却ということを行うことにより発行株式数が減少するので1株あたりの利益が上昇し株主にとって得となります。ウォーレンバフェットなどは株価と価値の間に大きな乖離が起こったときには二重課税の配当金より自社株買いのほうがよいといっています。

この自社株買いが行われると、大抵株価は上昇します。大規模な自社株買いの場合はインパクトが大きく一気に株式の買いが増える事があります。無借金で潤沢な資金があり、業績が好調なのに1株当たり純資産を大きく割っているような株式は中長期的に見ると企業が自社株買いをすることもあり、誰にも気づかれる前に秘かに買っておくのは賢明なやり方だと思います。市場を見ていると、一般的な傾向として、経営者が大株主だったりすると自社株買いに積極的ですが、雇われ経営者の場合はあまり積極的でないこともあるようです。



    ◇政治・経済に対する興味がわく

学生の皆さんにとって株式投資の最大の利点はこれかもしれません。政治や経済に対する関心度が圧倒的に高まります。自分が一生懸命貯めたお金を投資するわけですから、企業がどのような製品を作っているかなどについて感心が高まりますし、株式市場の動向が政治の影響を非常に受けているという事が分かれば必然的に政治への関心も高まります。当然経済の行くへも株価動向に影響するので経済への関心も高まります。その他、為替動向も株価動向に影響するので為替についての関心が高まりますし、金利動向も株価動向に影響するので金利についての関心も高まります。このように、試験のための無味乾燥な勉強をしていた頃に比べて、投資を通じることで世の中の動きが自分に利害関係のあることとしてみる事が出来るので様々なことに興味を持つ事が出来るようになります。学校教育で投資教育をすべきと言うのは、単にお金を儲けるとかそういうことではなく、様々なものに関心を持たせるという意味でも非常に重要なことではないかと思っています。






株式投資の利点まとめ

1:インフレに負けにくい
2:会社の成長と共に株価上昇
3:配当金
4:株主優待
5:自社株買いで株主価値上昇
6:政治・経済に対する興味がわく



お勧め参考図書
デフレの正体 経済は「人口の波」で動く (角川oneテーマ21)
デフレとインフレ (日経文庫)





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