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2011/12/02 6中銀がドル資金協調供給介入&中国の金融緩和のサプライズ+日本株の行方+中国政府系ファンド「OD05オムニバス」が日本買い
2011-12-02 Fri 02:10
■6中銀がドル資金協調供給介入+中国の金融緩和のサプライズ

11月30日に米連邦準備理事会(FRB)、欧州中央銀行(ECB)、カナダ中銀、英中銀、日銀、スイス中銀が協調して金融市場を安定化させるための追加の対策を実施すると発表+中国の金融緩和を発表したことで世界の株式市場は4%を超える上昇をしました。NYダウは490ドル高という滅多にない上昇を見せました。

(ツイッターより)

『(NHK)日銀は30日夜、臨時の金融政策決定会合を開き、ヨーロッパ中央銀行やアメリカのFRBそれにイギリス、カナダ、スイスの5つの中央銀行と協調して金融市場を安定化させるための追加の対策を実施することを決めました。http://www3.nhk.or.jp/news/html/20111130/k10014322191000.html 』

『(日経)日銀、ドル供給拡大へ金利下げ 米欧中銀と協調 欧州の債務危機をきっかけに国際金融市場が緊張している状況を踏まえ、日米欧の主要中央銀行は30日、市場への資金供給を拡充するための協調対応策をまとめたと発表 http://www.nikkei.com/news/headline/article/g=96958A9C93819591E1E2E2E3808DE1E2E3E3E0E2E3E39F9FEAE2E2E2 』

『(ロイター)米連邦準備理事会(FRB)、欧州中央銀行(ECB)、カナダ中銀、英中銀、日銀、スイス中銀は共同声明を発表。世界の金融市場における流動性ひっ迫の回避に向け、協調的な措置を講じる方針を表明。』



■NYダウはどう動いたか

■ダウ工業株30種平均ローソク足
20111201 ダウ工業株30種平均ローソク足
■ダウ工業株30種平均(5日平均)ローソク足
20111201 ダウ工業株30種平均(5日平均)ローソク足
■ダウ工業株30種平均(25日平均)ローソク足
20111201 ダウ工業株30種平均(25日平均)ローソク足002

前から何度も載せているチャートですが極めて危ない位置に来ていました。「ダウ工業株30種平均(25日平均)ローソク足」を御覧ください。2008年の暴落に向かった時と極めて似ている状態です。今まさに下落に転じようとするときに6中銀がドル資金協調供給介入+中国の金融緩和というサプライズが出ました。

米国当局、特にオバマ大統領は常に株式市場を意識しています。それは株式市場が単なるギャンブルの場ではなく米国国民の生活に直結していることを認識しているからこそ危機感を持っているのです。

■米国が株価対策に懸命な理由

それもそのはず、米国の1946年から1959年までに生まれたベビーブーム世代の人々が2011年から定年退職を迎えます。その数は7800万人ともいわれています。彼らは米国株式市場が怒涛の上昇を見せた90年代に現役世代だったので、当時の40代くらいの人は現在ちょうど引退時期に来ていて、ここで株式市場が暴落してしまうと彼らの退職金は大きく減損します。

そうなれば先行き不安から引退後の消費が大きく縮小します。人数が多いだけに消費が減少すれば米国のGDPの7割は個人消費と言われているので経済にかなりの悪影響を与えます。

それを防ぐためにはなんとしてでも株価を上げるという政策を取らなければなりません。

また来年は大統領選なので株価が暴落しては不利になります。それも株価上昇要因になります。

したがって危機一髪の所でサプライズを出してきたというところでしょうか。

ただし、欧州債務問題がこれで解決したわけでは有りません。全く状況は変わっていません。なので、ここからが正念場というところでしょうか。ユーロ共同債の導入には、ドイツなどが反対していてまだまだ欧州はもめています。

■一方日本は・・・

ところで、米国は常に株式市場を意識して次々対策を出してきます。しかし日本の当局には同じ危機感はあまり無いようです。すでにTOPIXは11月30日の終値で28年ぶりの安値付近まで来てしまいました。

20111201 TOPIX

終値ではすでにリーマン・ショック後の安値を更新しているので。相当深刻な状態です。

株式市場を国民生活と直結すると考える米国と、単なるギャンブルの場と考える日本の当局の意識の差が株価の高低に現れているのでしょう。

首相は30日に証券優遇税制についてこのような発表をしました。

(ツイッターより)
『首相、証券優遇税制延長せず 公平性や金融商品の中立性の観点から本則税率に戻すべき http://s.nikkei.com/vrMID1 』

『(時事)首相は「決して株価は上がっていない」と効果を疑問視。「経済・金融情勢が急変しない限り、確実に実施する」と優遇措置の打ち切りに強い決意 http://bit.ly/uUc6dj 』 

証券優遇税制について野田首相「公平性、金融商品の中立性の観点からすると、基本的には20%に戻すべきだと思う」「延長するといったときに、株は決して上がっていない」



そもそも年金基金、企業年金、生保、損保、銀行、投資信託など国民と密接に関わっているところが運用しているわけですからあたかも一部のお金持ちだけが得をしているような連想を抱かせる「優遇」という名前はやめたほうが良いとは思うのですが、この証券優遇税制を切るということは現在保たれている株価買い支え圧力もなくなるということです。

私は例えばデイトレードのキャピタルゲインにはやや高い税金を課しても良いとは思いますが、中長期に日本株を買うインセンティブを与えるために中長期のキャピタルゲインは10%のままで良いのではないかと思っています。

野田首相は財務大臣の時にも意味不明な為替介入を続けましたが、証券優遇税制について「公平性、金融商品の中立性の観点からすると、基本的には20%に戻すべきだと思う」「延長するといったときに、株は決して上がっていない」という発言を見ると、株式市場の意味もよく理解していないのではないかと疑ってしまいます。


■共産党は・・・

共産党などは

(ツイッターより)
『(赤旗)株式保有比率を下げて「税逃れ」をした大株主の例 http://bit.ly/tlCLD3 http://bit.ly/sdDf2E 』


というような記事を書き、金持ちだけが得しているかのように書き立てていています。それについて他の方々ののブログを見るとかなり影響されている人が多いようですが、繰り返しますように年金基金、企業年金、生保、損保、銀行、投資信託など国民と密接に関わっているところが運用しているのです。国民生活と直結しているのです。

日本の政府が抜本的な株価対策というものを打ち出さないために、企業や銀行や生保などは持ち合い株解消などを進め日本株をずっと売っています。もはや多くの日本人が日本株に魅力を感じていないという状態です。ですがそれは非常にまずい状態です。

なぜまずいのでしょうか。

■中国政府系ファンドが日本株式を買い出している

そんななか中国と見られる「OD05オムニバス」という謎のファンドが日本株を安値で買い集めています。

(日経)2011/09/10 中国の政府系ファンドとみられる投資家が日本株を買い増している。12月期決算会社の6月末の大株主を調べたところ、中国の政府系ファンドと目される「OD05オムニバス」が旭硝子、アサヒグループホールディングス、昭和シェル石油の10位以内の株主として初めて登場した。


(日経)2011/11/12 中国の政府系ファンドとみられる投資家がホンダの大株主となったことが11日、分かった。名称を「OD05オムニバス」としている投資家で、9月末現在でホンダの発行済み株式の2・12%を持ち、第7位の株主となっている。(略)保有株式数は3844万6千株で、現在の時価で換算すると約870億円。


(ツイッターより)
『(日経)中国系ファンド、トヨタ大株主に 9月末で1.73%保有 中国の政府系ファンドとみられる「OD05オムニバス」がトヨタ自動車の大株主になったことが分かった。9月末時点で、トヨタの発行済み株式の1.73%を保有する第10位の株主となっている。』 やはり来てます。
posted at 10:54:37

中国政府系ファンドと見られる「OD05オムニバス」がトヨタ株の保有株式数5963万4千株1.73%保有しているということは、9月以前にも買っていたようなので仮に2600円で計算するとざっと1500億円分くらい買ったということになりますね。ホンダや日産自動車でも大株主になったとか。
posted at 11:12:25




潤沢な資金を持ち戦略的に考えている中国などは日本株の低迷に目をつけ日本株を買ってきているのです。

もちろん上場している限り誰に買われても文句は言えません。買ってくれてありがたいくらいです。しかし日本人が日本株を買わずして他国が買い集めるということはつまり、経営権を握られるような事態も出てくるおそれがあるということです。

■意味不明なことをしないで日本株を買え!


よく保○系の人がテレビ局のデモや日本企業の不買運動などに精を出していますが、いつも不思議に思います。彼らが攻撃しているのはいつも日本企業なのです。こんなことをしても他国はさっぱり痛くも痒くもありません

そんなことをやっている間に着々と本当の意味での日本への進出と言いますか、会社経営権を握られる事態というのが着々と進んでいるわけです。

日本企業を攻撃するという意味不明な行動をしている暇があったら保○系の人は日本企業や雇用を守るためにせっせと日本株を買うほうがまだ日本の役に立つのではないかと思ったり思わなかったりしています(笑)

冗談はさておき、中国系のファンドが日本株を書い集めてきているのは事実です。

今後も更に買い進められ、経営権を握られるような事態になれば、それこそ企業内部で日本人より他国の人を優先的に雇うような政策を取られることもあるかもしれませんしいろいろな問題も出てくるかもしれません。

もう一度繰り返しますが日本を買ってくれるということは大変有難いことです。ただ日本人自身が日本企業に魅力を感じなくなっているという状況がまずい状態なのです。ぜひ日本株を買って日本企業を応援しましょう。



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この記事のコメント
労働者側としては外国に経営権を握られるのは非常に怖いです。
株式市場はギャンブル という印象が変われば多少はマシになるのでしょうかねぇ・・・
それはそうと次の記事も楽しみにしております。
2011-12-02 Fri 22:40 | URL | 小波 #-[ 内容変更] | top↑
Re: タイトルなし
小波様書き込み有難う御座います。
ギャンブルという印象が変わっても投資が増えるかどうかはわかりませんが、
一般にもっと投資が広まる可能性はあります。
米国のようにもっと一般的になれば良いですね。
2011-12-03 Sat 01:12 | URL | VSI (Value Stock Investor) #-[ 内容変更] | top↑
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